「私って、ダメな母親なのかな?」
0歳から保育園に預けると決めた日、ふとそんな言葉が頭をよぎった——。
まだちょっと早いんじゃないの?という周りの声に傷ついて、自分の子への罪悪感に涙した夜。
実際に、Yahooでも「「0歳から保育園に預けるってどうなの?」7割の母親が罪悪感…元保育士ママが感じた“0歳児保育”の意外なメリットとは」というニュース記事を目にしました。
そこで、本記事では、そんな“不安と葛藤の渦中にいるママ”に向けて、子どもを0歳4ヶ月と10ヶ月で保育園に預けた筆者のリア体験談を紹介します。
結論、0歳で保育園に預けて後悔したことあるの?と聞かれたら「私はありません」と答えます。
もちろん、第1子を0歳4ヶ月で保育園に預けた当初は葛藤もありました。上の子を保育園に預けて1年半近く経ちますが、私たち親子にとってこの選択は良かったと思っています。(現在は下の子も生後10ヶ月で保育園デビューしました!)

あくまでわたしの一例ではありますがが、本記事が今悩んでいるあなたに届きますように!
- 子どもを0歳4ヶ月と0歳10ヶ月で預けた理由
- 保育園見学のポイント
- 子どもが愛情不足を感じないために工夫したこと
- 保育園に預けて良かったこと、悪かったこと
- こんな時どうした?離乳食やミルク事情
- 第1子:0歳4ヶ月で認証保育園に入園
- 第2子:0歳10ヶ月で上の子と同じ保育園デビュー!
1人目を0歳4ヶ月で保育園に預けた2つの理由





本当は一緒に過ごしたいという気持ちもあったけど・・・
上の子を0歳4ヶ月で預けた理由は2つあります。
- 仕事をしたかった
- 子どもに早いうちからたくさんの経験をさせたかった
2については、夫とも生まれる前から自立心は早いうちから育てるために、色々な経験をさせてあげたいねという話をしていました。
とはいえ、夫もこんなに早く保育園に預けることは正直想定していなかったようです。
ただ、それよりも長年仕事第一で働いてきた私にとって、早く仕事復帰したいという気持ちが強くありました。



子どもと24時間付きっきりで仕事ができない・・・というのも私の場合精神的にきつかったです
とにかく、子育てと仕事を両立したい!そのために後悔したくない!という気持ちが一番強い時期だったなと今振り返ると思います。
そして、最終的にはそんな私の思いに理解を示してくれて、保育園に預けることを決めました。
保育園デビューに向けて産前から保育園見学開始


もともと認可保育園を検討していたこともあり、出産前に何か所か保育園見学はしていました。
しかし、夏の時点で既に空き枠がかなり限られていることが発覚。



市役所のホームページを見ると空き状況を確認できますよ!
空き枠があっても自宅から遠かったり、条件が合わなかったり。
結局認可だけでなく認証保育園まで選択肢を広げて再度探すことになりました。
保育園選びは任せるよと当初言っていた夫でしたが、子どもが長い時間過ごす場所だからと、保育園見学は途中から一緒に参加してもらうことに。
実際に一緒に行ってもらうことで、
- ここは運営もリスク管理もしっかりしているね
- ちょっとこの保育園清潔感ないね
- 英語に力入れていて良いね
といった意見をくれるようになりました。
そして最終的には家から一番近い認証保育園の0歳児クラスに子どもを預けることを決めました。
認可保育園と認証保育園の違い
認可保育園は、国の基準に基づき、都道府県や市区町村から認可を受けた保育施設です。
一方認証保育園は、主に東京都独自の制度であり、東京都が定める基準に基づいて運営される保育施設。
認可保育園は世帯年収によって月額保育料が変わりますが、認可外保育園の月額保育料は、設置者が自由に設定できるため施設ごとに異なります。
【後悔したこと】子どもを0歳4カ月&10ヶ月で保育園に預けた体験談


一緒にいられる時間は確かに少ないかもしれない。
けれども、お互いにとってメリットもたくさん感じている保育園生活。
実際に私自身感じたメリットやデメリット、そして私からみた子どもの変化についてお伝えします。
メリット
- たくさんのお友達ができた
- 人見知りをほとんどしない
- 社会性を早くから身につけることができる
- 言葉覚えや成長速度が早い(気がする)
- 保育園の先生にいろいろ相談出来る
- 自分自身の生活や気持ち充実感を取り戻せた
- 子どもに対してイライラすることがほとんどなかった
デメリット
- 食べるものについてはある程度許容しなければならないこともあり
- 寝る時間が足りないのかなと思うことがある
- お友達から風邪が移るリスクがある
メリット①:たくさんのお友達ができた
保育園では最年少ということもあり、ありがたいことにたくさんのお姉ちゃん・お兄ちゃんが子どもの面倒を見てくれます。



子どもも赤ちゃんが好きみたいですよ!
やっぱりこういう経験も保育園に通わせているからこそ。
保育園に行くと子どもの名前を呼んでくれる子や、可愛いねーと言ってくれるお友達を見ると、保育園に入れて良かったなと心から思います。
そして、娘が何より保育園に行くのが楽しそう!
今日の今日まで1日も保育園嫌だと言わないのが親としても本当に嬉しいなと思います。



子どもの楽しそうな顔を見ると本当に幸せな気持ちになれます
追記:下の子も上の子と同じ保育園に入れることで安心感もありましたし、入る前から保育園の先生が気にかけてくれて良かったと感じています。
メリット②:人見知りをほとんどしない
これは、子どもの性格なのか、保育園に早いうちから通っていたからなのか正直なところ分かりません。
ただ、初めての人を見たり、知らない人から声をかけられても、人見知りすることがあまりないです。



小さい頃から色々な人に囲まれて生活しているのでなれてるのかな?
メリット③:社会性を早くから身につけることができた
集団行動を普段からしているためか、我が子はよく観察して行動する傾向があります。
みんなで食事をする・お昼寝をする・遊ぶといった集団行動はやはり家にいたらできなかったこと。
特に集団行動を身につけるのは大切と夫が考えているので、彼にとってはすごく良い経験だと感じているようです。
早くから経験させることによって、たくさんのことも学ぶことができ毎日成長を感じます。



その分家では甘えることも結構あります
メリット④:言葉覚えや成長速度が早い(気がする)
毎日保育園でたくさんの言葉を浴びたり、お友達と遊んだりするので、比較的言葉覚えや成長速度が早い気がします。
さらに息子も最近保育園デビューしましたが、やはり環境が変わ理、たくさんのお友達の輪の中に入ってから家でもすごく動くようになりました。
子どもによって差はあるかもしれませんが、保育園から良い影響を受けているのかなと思っています。
メリット⑤:保育園の先生にいろいろ相談出来る
上の子の時は、私も子育てが初めてで分からないことが色々とありました。
例えばどれくらいの量のご飯をあげて良いのか、睡眠時間は足りているのか、1歳に近づくにつれてミルクの量をどう調整したら良いのかなど。
そういう些細なことも保育園の先生に相談しながら育てられたのは、自分自身の安心感にも繋がりました。
メリット⑥:自分自身の生活や気持ちに充実感を取り戻せた
続いて母親の立場としてのメリットです。
私の場合は、自分自身の生活の中に一人の時間や仕事をする時間が必要なタイプ。
保育園に預けている間、仕事に集中することができたことで生活に充実感を取り戻すことができました。



仕事することで今までの自分に戻れた気にもなって嬉しかったです
メリット⑦:子どもに対してイライラすることがほとんどなかった
子どもが小さいんだから充実感なんて早いでしょと思う人もいるかもしれませんが、私たち夫婦の考えは、子どももハッピーである前に自分たちもハッピーであることが大切だと思っています。
もし保育園に通わせていなかったら、私の場合働けないことに対して夫に当たったり、子育てに不満を抱いていたかもしれません。
追記:下の子が生まれたあと、保育園に通わせるまで9ヶ月間自宅保育しながら仕事をしていました。これが予想以上に大変で、子どもに対してというよりも夫との喧嘩が増えました(笑)あと子どもを見ながら仕事をするとなると集中がなかなかできなくて、それに対して自分自身にイライラしてしまうことがすごく多かったです。やっと保育園に預けることができ、仕事にも集中できるようになっただけでなく、夫との関係も良くなったので良かったなと思っています。



生活にメリハリがつき、子どもだけでなく夫に対しても気持ちに余裕を持って接することができました。
デメリット①:食べるものについてはある程度許容しなければならないこともあり
続いてデメリットを紹介します。
幸い子ども2人とも現時点でアレルギーがないので、何でも食べれるのですが、子どもが小さいうちは食品添加物や砂糖をなるべく控えたいと思っています。
本来お菓子もあげたくないというのが私自身の思いではあるのですが、私が通わせている保育園では砂糖を使ったお菓子も時々出ますし、時には食品添加物の入ったお菓子を出すことも(イベントの時のみ)。
ただし、月齢が小さいとその辺り保育園も考慮してくれるケースもあるので、保育園の先生と相談してみると良いかもしれません。



砂糖を多く使うものについては、代用してもらうよう依頼していましたし、保育園の先生からも質問してもらっていました。
デメリット②:寝る時間が足りないのかなと思うことがある
子どもが通っている保育園はお昼を食べてから14:30までがナップタイム。
生後9ヶ月くらいまでは午前中にも1回、1日計2回寝ていましたが、その後気づけばお昼寝はナップタイムの2時間だけに。
いつも家に帰ると目を擦っているので、やや睡眠が足りないのかなと思うことがあります。



休日は一度寝ると3,4時間爆睡しています
追記:下の子も最初の頃は環境に馴染めず寝れなくてぐずることが多かったようです。
デメリット③:お友達から風邪が移るリスクがある
これはもう仕方ないですよね。
とはいえ、上の子は生後10ヶ月くらいまではほとんど風邪を引きませんでした。
1歳頃から、ようやく保育園で風邪をもらうように。



その分、家では手洗いを徹底しています!
子どもが愛情不足を感じないために工夫したこと


さて、子どもの月齢が低いうちに保育園に入れると、
- 愛情不足にならない?
- そんなに早いうちから保育園に預けるなんて、こどもが可哀想じゃない
なんて言われたり聞いたりしますよね。



私も実際に言われました。
自分自身も、まだ首の座らない時期から保育園に預けることは果たして正しいのかとたくさん悩みました。
ただ、大事なことは子どもが愛情不足と感じないようにすること。
そして、私たち親もハッピーで過ごせること。
そのためにどうしたら良いか考え保育園に入れたつもりです。
私たちが保育園に預ける上で子どもとの関わり方として意識したポイントは3つ。
- 預ける時間を9-17時にする
- 家にいる時間はたくさん一緒に遊ぶ
- たくさんスキンシップをとる
預ける時間を9-17時にする
本来はもっと長い時間仕事をしたい気持ちもあるのですが・・・
小さい時期はなるべく寂しい思いをさせないよう、長くても保育園は9-17時までと決めています。
娘が保育園に慣れるまでは9-16時までにすることも多々あり、仕事のスケジュールによって調整していました。



あくまでも子どもファーストです!
家にいる時間はたくさん一緒に遊ぶ
我が家は私と夫それぞれフルリモートということもあり、通勤時間がありません。
そのため、朝は子どもが起きる6時から家を出るまでの3時間弱、夜も帰宅から就寝までの3時間は一緒に過ごすことができます。
とにかくこの時間意識しているのは会話をたくさんすること。



夫も早く仕事を終えてくれるので、3人で過ごす時間を大切にしています。
たくさんスキンシップをとる
スキンシップは大事な愛情表現の一つ。
ハグはもちろん、「大好きだよ」と伝えることも意識しています。
それから、自分が寝る時には必ず子どもの体を触って「おやすみ、大好きだよ」と伝えることも継続しています。



ハグするとママもホッとしますよね


0歳で保育園に入園した時によく聞かれた質問
友人や知人からよくいただく質問をまとめました。
- 授乳について
-
上の子の時はもともと混合でしたが、3,4ヶ月頃から母乳の出が悪くなったので、そのタイミングで徐々に母乳からミルクへ移行しました。保育園に入っタイミングでスパッと卒乳!下の子は生後1ヶ月からミルクに切り替えたので、授乳の心配はありませんでした。
また、ミルクについては保育園で用意しているミルクを飲んでもOKだし、自分で持参しても良かったので状況に応じて使い分けていました。
- 慣らし保育について
-
通っている保育園が比較的柔軟な対応をしてくれたので、上の子の時は最初の2週間程度は2時間、その後一ヶ月かけて時間を伸ばして行きました。下の子は最初の1週間は3時間、翌週から15時、17時と伸ばして行きました。
- 離乳食について
-
離乳食は保育園の方針で3回食になったタイミング保育園で始めました。3回食までは、朝と夜に自宅で離乳食をあげていました。朝は6:30-7:00、夜は17:30-18:00くらいです。
0歳から保育園に預けられた子どもって「かわいそう」なの?
保育園に早い時期から預けることについては色々な意見があると思います。
実際に私自身も0歳児から保育園に預けて後悔しないか、保育園に預けた後も考えることは何度もありました。
ただ、実際に子ども預けてみて思うことは、保育園に入れる目的や、子どもとの接し方を夫婦でよく話し合うのが大事だと感じます。
子どもにとってはもちろん、私たち夫婦にとっても初めての経験なので、正直色々想定外のことも出てくるだろうという話は最初からしていました。
そのため、
- 子どもが保育園に馴染まなかったらどうする?
- 実際に入ってみて運営・管理方針などが合わない・心配だったらどうする?
といった問題が起きた時にはその時改めて考えようと合意して入園させました。
周りからの意見も大事だと思いますが、一番大切なのはお子さんとあなたがどうしたいか、どうありたいかかなと思います。
そして、たとえ保育園に行かせることで一緒にいる時間が少なくなったとしても、子どもが愛情不足を感じないように愛情表現を欠かさない。
これを徹底すればその想いは必ず伝わります。
【まとめ】0歳児から保育園に預けるのが心配と悩むママへ
この記事では、私が0歳児から子どもを保育園に預けたリアル体験談を紹介しました。
私の場合は後悔もしていないし、子どもが愛情不足を感じないように家ではさまざまな工夫をしてきました。
子育てにはさまざまな考え方や意見があり、正解はありません。
ぜひ一つの経験談として参考になれば幸いです。