新生児から別室で寝かしつけ〜我が家のセルフねんね事情〜

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妊娠中や子育て中に誰もが一度は悩むのが赤ちゃんの寝床環境&寝かしつけですよね。

我が家は新生児から別室就寝をしている、日本ではまだ珍しいタイプ。

特に日本では別室就寝の情報ってあまりなく、私の周りの友人に聞いても「一緒に寝ている」「同じ部屋にベビーベッドを置いて寝ている」という方がほとんどです。

なので、私が友人に新生児から別室就寝していると話すと必ず「詳しく教えて」と聞かれます。

そこで、本記事では我が家の別室就寝の方法とセルフねんね対策を紹介します。

あくまでも我が家の場合&夫婦の考え方が前提となりますので、参考の一つとしていただければ幸いです。

目次

海外の別室事情

日本では、親子同室が当たり前と思われがちですが、海外では早い時期から自立のために子どもを別室で寝かせる人も多いという話は以前から聞いていました。

私が愛用している化粧品ブランドの一つ「Shigeta」の創設者であるCHICO SHIGETAさんも「フランスのべべは、本当にママンと別の部屋に寝ているんですか?」という記事で、フランスの寝室事情について書かれていますし、妊娠中調べているとこんな投稿もSNSで見かけました。

赤ちゃんの別室就寝は理想は生後6ヶ月〜1年は同室かつ別の寝床で寝ることが望ましい

米国小児科学会(APP)は、「生後6ヶ月間、できれば1年は同室かつ別の寝床で寝ることが望ましい」と伝えています。

参考:https://aya-aiba.com/blogs/column/kikenna_nedoko

一方で、こんな研究結果もありました。

According to the American Academy of Pediatrics (AAP), the best place for a baby to sleep is in his parents’ bedroom. He should sleep in his own crib or bassinet (or in a co-sleeper safely attached to the bed), but shouldn’t be in his own room until he is at least 6 months, better 12 months. This is because studies have shown that when babies are close by, it can help reduce the risk of Sudden Infant Death Syndrome, or SIDS.

A study published in the June, 2017 journal Pediatrics, however, points out a downside to this: babies don’t sleep as well, and by extension, neither do their parents.

Researchers found that “early independent sleepers,” babies who slept in their own room before 4 months, slept longer, and for longer stretches, than babies who slept in their parents’ room. At 9 months, these babies were better sleepers, not just compared to those who slept in their parents’ room, but also to those who transitioned to their own room between 4 and 9 months.

米国小児科学会(AAP)によると、赤ちゃんが眠るのに最適な場所は両親の寝室です。赤ちゃんは自分のベビーベッドかバシネット(または、ベッドに安全に取り付けられた添い寝台)で寝るべきですが、少なくとも6ヶ月、より良い場合は12ヶ月になるまでは、自分の部屋に入れるべきではありません。赤ちゃんが近くにいることで、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを減らすことができるという研究結果があるからだ。

しかし、2017年6月の『Pediatrics』誌に発表された研究では、このことの欠点が指摘されている。

研究者らは、4ヶ月までに自分の部屋で寝た「早期自立型スリーパー」の赤ちゃんは、両親の部屋で寝た赤ちゃんに比べて、より長く、より長く眠ることを発見した。9ヶ月の時点で、これらの赤ちゃんは、両親の部屋で寝ていた赤ちゃんだけでなく、4ヶ月から9ヶ月の間に自分の部屋に移行した赤ちゃんと比べても、寝つきが良かった。

参考:Room sharing with your baby may help prevent SIDS, but it means everyone gets less sleep

背景には、「赤ちゃんがうつ伏せ寝になっているのをすぐに確認できる」「乳幼児突然死症候群(SIDS:SuddenInfantDeathSyndrome)を防ぐ」という理由があるようです。

TAMA

我が家もこの辺りは別室就寝で心配した要素の一つでもありました。

話し合いは妊娠7ヶ月頃から開始

我が家は、出産準備を始めた妊娠7ヶ月頃から話し合いを開始しました。

「赤ちゃんどこで寝かせる?」という話からお互い今使っているベッドで一緒に寝るのは無理だよねという結論までは割とすぐに一致。

出てきた理由はこちら
  • ダブルベッドに赤ちゃんを寝かせると、潰してしまう可能性がある
  • そもそも(自分たちが)ゆっくり寝られなくなる
  • 三人寝るには狭い

ならばベビーベッドを買おうという話になるのですが、問題はどこに置くかです。

寝室にはとても置けないので、必然的に別室に置くことになりました。

別室とはいえ寝室の隣なので音も聞こえるし、何かあったらすぐに駆けつけられます。

とはいえやはり何かあった時のリスク対策は必要です。

そこで、我が家は24時間対応のモニターと、心拍確認用のベビーアラームを購入して寝る体制を整えました。

別室就寝の決め手のもう一つの理由

環境的な問題以外にも、別室就寝を決めた理由があります。

  • 子どもの自立を促す
  • ルーティンを確立する
  • 親も子も安心して熟睡できる環境を作る

子どもの自立を促す

特に夫が早い時期から自立心を育てたいという思いがあり、一人で寝るというのは自立を育てる(自分で自分を寝かしつける)一つになるのではないかと考えました。

ルーティンを確立する

「寝る」という習慣は生活の上で欠かせないライフサイクルです。

自分もそうですが、やはり寝る環境が変わるとどうしても寝付けにくかったり眠りが浅くなったりしてしまいますよね。

なので、なるべく安心して寝る環境を整えるためにも、初期からルーティンを変えないような環境作りを意識しました。

親も子も安心して熟睡できる環境を作る

これも我が家にとっては結構重要なポイントでした。

周りの友人の話を聞いていても、最初の数ヶ月は特に寝不足になるし、自分達の眠りも浅くなります。

私たちの生活、特に働いている夫にとっては仕事に影響しないことが一番なので、なるべく十分に睡眠が取れるようにしたいという思いがそれぞれありました。

ベッドは長く使えるものを使う

上記を確立するために、ベッドについても長く使えるものを選びました。

日本製のベッドは特に1-2歳まで使えるベビーベッドが多いですが、そうすると時期になったら買い替えなければならない。

できれば長く使えるものを選びたいということで、我が家が選んだのがオーストラリア製のBooriのベッドです。

Booriのベッドは月齢に応じて形を組み替えることができ、私が購入した3 in 1ベッド ナッティは6歳まで使うことができます。

最初は夫にもこんなに大きなベビーベッド必要?と言われましたが、1,2歳で新たに買い換えるのは手間も時間もかかるし、ベッドが変わってぐずったりするのも嫌だなと思い説得しました。

安くはない買い物なので私も買う時は勇気が入りましたが、結論買って本当によかったと思います。

産後実際に別室就寝をしてみて

私は産後3日目退院だったこともあり、自宅での別室就寝は産後直後から始まりました。

愛波あやさんの本を何冊か買って読んでいたので、意識したことは次の3点です。

  • ルーティンを欠かさない
  • ベッドになるべく物を置かない
  • 掛け布団をしない

ルーティンを崩さない

ルーティンについては、新生児の場合は数時間に1度ミルクを飲ませないといけないので、自然と確立することができました。

数ヶ月経って、寝るルーティンが少しずつ決まってきたら、なるべく時間をずらさないように工夫しました(多少のずれはOK)

ベッドになるべく物を置かない

ベッドにものを置かないのは窒息死を防ぐために重要です。

最初は置いていた時期もあったのですが、上記のリスクを知ってからぬいぐるみなどをベッドから撤廃。

代わりにCubo AIのアプリにあるBGMを流して寝かしつけをしていました。

TAMA

Cubo AIはタイマーもセットできるし、BGMもいろんな種類があるので結構使えます。

掛け布団をしない

こちらも窒息死対策として重要で、乳幼児突然死症候群や窒息死の可能性を招くようです。

そのため、掛け布団の代わりにスリーパーを代用。

一般的に、乳児の正常な体温は36.3~37.4℃と言われているので、室内の温度管理ができていれば大丈夫と考えました。

こちらもCubo AIの気温・湿度や自宅にある室温計で随時室温をチェックして対策。

なるべく快適な睡眠環境を整えることを意識していました。

TAMA

また、娘は春生まれだったので、秋くらいまではかけ布団はほとんど不要でした!

真冬になると、さすがにスリーパーだけでは手足が冷たくなることが多く、迷いましたがユニクロのブランケットを使いました。

とはいえ、生後8ヶ月ほどになっていたので、自分でもある程度身動きできるのと、暑い時は自分でブランケットを蹴ってどかしていたので、様子を見て使い始めたという感じです。

生後半年経って

生後半年くらいになってくると、やっとまとまって寝てくれるようになります。

日中のスケジュール
  • 6:00-6:30 起床
  • 7:00 ご飯、ミルク
  • 8:30-9:00 昼寝
  • 11:00 昼寝
  • 11:30 ミルク
  • 14:00 昼寝
  • 15:30 ミルク
  • 18:00 ミルク(2回食の時はご飯も)
  • 19:00 お風呂
  • 19:30 就寝

時々夜中ぐずりますが、許容範囲。

19:00-20:00に寝て5:00-6:00に起きるという習慣が確立され始めた時期でもあります。

寝る時は抱っこを長くて10分程度、短いと数分抱っこで寝かせられるようになりました。

実際にその後すぐに寝ているかというと、必ずしもそうではなく、時には再度抱っこしに行く時もありますが、8割型はベッドで一人ゴロゴロしています。

そして気づいたら寝ているという感じです。

この時期昼寝は朝・昼前・14時前後と3回ほどでしたが、こちらも多少時間はずれてもなるべく同じ時間に寝かせる意識はしました。(保育園に通っていることもあり、ルーティン化されていたこともあります)

生後1歳近く経って

生後8ヶ月くらいから、抱っこ数分と「おやすみ」の声かけのみでベッドの寝かしつけが成功するようになります。

日中のスケジュール
  • 6:00-6:30 起床
  • 7:00 ご飯、ミルク
  • 11:00 昼寝(時々)
  • 11:30 ご飯、ミルク
  • 14:00 昼寝
  • 15:30 ミルク
  • 18:00 ご飯、ミルク
  • 19:00 お風呂
  • 19:30 就寝

本人も、19時くらいになってくると眠たくなるようで、比較的すんなり寝てくれます。

寝れない時にギャーギャー言っている時もありますが、そういう時もすぐ駆けつけるのではなく数分Cubo AIのモニターで様子を見ます。

声を出していても横になっていたり、座っている、ゴロゴロしている時はそのままにしていると大概寝ます。

逆に立っていたり、大声でわめいている時は寝かしつけに行きます。頻度としては1週間に1,2回あるかないか程度です。

家族の協力はとても大事

夫には寝かしつけにはルーティンが必要ということは出産前から結構な頻度で伝えていました。

また、ミルクや昼寝のタイミング、就寝時間などについても覚えてもらえるように何度も伝えるよう心がけました。

TAMA

何度も何度も言うことが大事です

そのおかげで、子どもを夫に見てもらっている時にもルーティンが崩れることなく睡眠サイクルを確保できていることも大きいと思います。

困ったことは今のところなし

生後1年が経とうとしていますが、別室就寝をしていて困ったことは今のところほとんどありません。

新生児の時は数時間に一度はミルクで起きなければならなかったし、隣部屋なので意外に寝息もよく聞こえます。(部屋のドアは閉めないので聞こえやすいというのもあります)

それから夜中トイレに起きた時なども必ずどちらか確認するようにしています。

あとはCubo AIとベビーアラームがなければ別室就寝はかなり厳しかったかもしれません。

それくらい大活躍しています。

TAMA

ベビーアラームは生後半年くらいで卒業しましたが、Cubo AIはいまだに使っています。

これから二人目が生まれますが、子ども部屋に新たにBooriのベッドを追加し準備を進めています。

新生児の別室就寝まとめ

以上、我が家の子どもの別室就寝について紹介しました。

赤ちゃんの別室就寝については色々な意見や考え方があると思います。

ぜひ参考の一つとして読んでいただけたら嬉しいです。

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この記事を書いた人

調布在住、2児のママです。大手証券会社入社後、外資系IT業界で営業・マーケティングを経験。現在はフリーランスでマーケティングのお仕事をしています。
本サイトでは「ママもキッズも楽しむ」ためのお役立ち情報を発信しています。

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